白蛇伝説

白蛇伝説は、日本各地にあります

白蛇の伝説は日本の各地で見られます。
蛇自体が、伝説が多く、昔から不思議な生き物だとされてきました。

 

 

なぜ蛇が不思議かというと、まず足がないのに素早く動くことができる点です。
この構造を昔の人はよく解らず、解らないものは神様としがちであったことから、
神格化され、伝説となることが多かったようです。

 

 

 

蛇にはまぶたがなく、眠っている姿を見かけることがありません。
そういったことから、常に油断していないということで、色々と武勇伝や強い生物として伝説になることが多かったようです。
さらに、白蛇は蛇の中でも変異でメラニンが欠けていて生まれるので、非常に珍しく、目立つ存在です。

 

 

 

珍しいものをありがたがるのは、昔も今も変わっておらず、色々と伝説が作られてきたと言えるでしょう。
中国などでも、非常にめずらしかったからか、白蛇伝説は多く、海外でも珍しがられていたようです。

 

 

 

さらに、白色は美しさの象徴とされることが多く、女性の生まれ変わりや、
女性に変わって恩返しに来る伝説なども残っています。

 

 

 

また、白蛇伝説の中で特に多いのが、穀物がよく実ったり、雨が振ったりと、穀物関連の話が多いと言えます。
これは、害獣であるネズミなどを蛇が取ってくれることが多かったためと考えられます。

 

 

このように、ある程度白蛇の伝説を見ていくと、実際に当時の人たちがどのようなことを考えていた等、
どのような生活をしていたかが見えてきて、面白いと言えるでしょう。